「毛穴対策について」
美肌を制するのは
「毛穴対策」です
顔だけでなく全身の皮膚に存在する〝毛穴〟。なぜ顔の毛穴だけが目立ったり、角栓ができたり、赤く炎症を起こしたりニキビができたりするのでしょうか? 答えは、毛穴の役割にあります。
毛穴の大きな役割は、皮脂を分泌して皮脂膜を作り、肌を外敵から守ること。体は服で守られていますが、顔は常に露出していて外気の乾燥や紫外線の悪影響を受けやすい場所。そのため、皮脂腺が発達したとされています。皮脂分泌によって毛穴は大きくなり、古い角質と混ざった皮脂が固まって角栓となったりします。皮脂が多いと酸化した皮脂が毛穴に負担をかけやすく、赤く炎症を起こしたり、毛穴をぽっかり開かせることも。そんなふうに毛穴が開いた状態で肌がハリを失うと、毛穴がゆるんで重力で流れ、さらに目立ってしまいます。
毛穴にトラブルが起きないようしっかり「対策」すれば、肌はきめ細かくなめらかでいられるのです。
目立つ毛穴の種類と原因
皮脂腺は体の中心線上に多く存在します。顔のTゾーンや背中の中心部は毛穴が目立ってニキビができやすく、フェイスラインの毛穴はほとんど目立たないのはこのためです。
毛穴が目立つ状態を右に並べ、その理由をまとめました。ほとんどのトラブルに皮脂が関係しているのがわかります。超乾燥肌で毛穴がほぼ見えないという人もごく稀にいますが、多くの人は乾燥肌でもある程度皮脂を分泌していて、それが毛穴の目立ちにつながっています。
ただし、適量の皮脂は肌のうるおいを守るために必要なもの。Tゾーンの毛穴がやや大きい状態は、適度に皮脂を分泌できる健やかな肌の証でもあります。毛穴を嫌わず、拡大化したりトラブルを起こさないよう上手に「毛穴対策」しましょう。
- 開き毛穴
- 皮脂腺が発達したTゾーンや頬の内側の毛穴に多い状態。皮脂分泌が多く、毛穴が開きます。ただしある程度の大きさは健やかな肌の証なので、気にせずに。
- 赤み毛穴
- 小鼻の脇が赤くなっている人は多いと思います。この一因は、過剰に分泌された皮脂による毛穴の炎症。放置するとクレーター状に毛穴が開くことも。
- カサカサ毛穴
- 間違ったお手入れなどで肌のバリア機能が乱れて乾燥すると、肌がしぼんで毛穴が目立ちやすく。また、古い角質が毛穴を詰まらせやすいので注意が必要です。
- 詰まり毛穴
- 毛穴の中にも角層はあって代謝が行われており、毛穴から分泌される皮脂には古い角質が混ざった状態。それが固まると、角栓となって毛穴を詰まらせます。
- ニキビ
- 乾燥や過剰皮脂などが原因で毛穴が詰まると、中でアクネ菌が皮脂をエサに増え、赤ニキビや炎症が進んだ黄ニキビに。痕がクレーター毛穴になることも。
- ゆるみ毛穴
- 頬の内側の毛穴は皮脂分泌によって開きやすいのですが、年齢を重ねて肌がハリを失うと、毛穴がゆるんで涙形になったり、流れてつながったりします。
- 開き毛穴
- 皮脂腺が発達したTゾーンや頬の内側の毛穴に多い状態。皮脂分泌が多く、毛穴が開きます。ただしある程度の大きさは健やかな肌の証なので、気にせずに。
- 詰まり毛穴
- 毛穴の中にも角層はあって代謝が行われており、毛穴から分泌される皮脂には古い角質が混ざった状態。それが固まると、角栓となって毛穴を詰まらせます。
- 赤み毛穴
- 小鼻の脇が赤くなっている人は多いと思います。この一因は、過剰に分泌された皮脂による毛穴の炎症。放置するとクレーター状に毛穴が開くことも。
- ニキビ
- 乾燥や過剰皮脂などが原因で毛穴が詰まると、中でアクネ菌が皮脂をエサに増え、赤ニキビや炎症が進んだ黄ニキビに。痕がクレーター毛穴になることも。
- カサカサ毛穴
- 間違ったお手入れなどで肌のバリア機能が乱れて乾燥すると、肌がしぼんで毛穴が目立ちやすく。また、古い角質が毛穴を詰まらせやすいので注意が必要です。
- ゆるみ毛穴
- 頬の内側の毛穴は皮脂分泌によって開きやすいのですが、年齢を重ねて肌がハリを失うと、毛穴がゆるんで涙形になったり、流れてつながったりします。
「毛穴対策」のために気をつけたいこと
毛穴は刺激に敏感です。
頑張ってスキンケアをしても毛穴の悩みが
なくならないときは、
毛穴に不要な刺激を与えていないか、
気をつけるべきことを
チェックしてみましょう。
-1-
- こすらない
- スキンケアのとき毛穴に成分を入れ込もうとして強くこすったり、メイクで毛穴をカバーしようとしてパフでこすったりするのはNG。毛穴は優しく扱ってあげると落ち着き、小さくなります。
-2-
- 適度に洗う
- 乾燥肌だからといって洗顔を省くと、皮脂が残って酸化し、毛穴にトラブルを与えることが。逆に角栓をとろうとしてゴシゴシ洗うのも刺激となります。肌に合う洗顔料でほどよく洗って。
-3-
- ストレスを溜めない
- ストレスを感じると体内でコルチゾールというホルモンが分泌され、それが過剰な皮脂分泌を促して毛穴トラブルの原因となります。ストレスを避けられなくてもうまく発散するコツを覚えて。